2007年01月29日

カレーマラソン第7日目 鴻(オオドリー) [神保町]

古書で有名な街、神保町。
近代的なビルと古書店とのコントラストも楽しいこの街に、もうひとつの名物があるのはご存知だろうか。それはカレー。根強いファンを持つ名店から、新進気鋭の地方からの出店まで、ありとあらゆるカレーが群雄割拠しているといっても過言ではない。そんな神保町にスープカレーの旨い店があると聞き行ってきたのが、ここ「鴻(オードリー)」。

鴻(オオドリー)

一歩店内に入りまず驚くのはそのシステム。なにしろ玄関?で靴を脱ぎ、1階か2階に振り分けられるシステムだ。とは言っても、玄関にはきちんと会計人兼下足番をしてくれるご主人がいらっしゃるので、なんら不安に思うことはない。
だが、この寒い時期、女性を案内していく方はご婦人方の足元にも留意が必要であろう。なにしろ履くスペースも脱ぐスペースも極限られているからだ。ブーツの方がいれば、そっと肩に手を添えるくらいの優しさは持ち合わせたい。

店内は昭和の香りを色濃く残す佇まい。夜にはお酒が供されると思しき環境だが、それはそれで楽しいひと時を堪能できそうだ。そんな中、ランチタイムに選べるのは「赤」と「黒」の2種類のスープと、「野菜」「チキン」「黒毛和牛のハンバーグ」「黒毛和牛のカルビ」の4種類の具材の組み合わせ。とんこつベースのコクたっぷりの黒スープも捨てがたかったが、今回はスパイシーさが売りの赤スープに、その辛さを引き立ててくれるであろう野菜カレーをチョイス。辛さは4段階から選べるが、野菜からあふれ出る旨みと甘みを考慮して、初回ながらも3段階目の辛さを選んでみた。

木の盆に乗せられたご飯とカレースープ、どちらも同じ形の皿であるが、これが明と暗、陰と陽のカレーの奥深さを表しているといったら大げさか。ともあれ、さっそく食してみよう。

まず驚いたのは、その野菜の滋味深さ。具として入っている軽く油通しされた野菜もさることながら、スパイシーなソースに溶け込んだ野菜の旨みが一口目から口腔を刺激する。そして、このソースにからめて食べる具材とご飯のハーモニー。普通盛りで頼んだにも関わらず、スープもご飯もボリュームたっぷりに出てきて一瞬たじろいだが、このハーモニーを楽しめるのなら、どちらも大盛りでいただきたいほどだ。

また3段階目の辛さは、その野菜の甘みを以ってしてもなかなかのもの。半分程度食べ終わった時点から額に汗が吹き出て、食べ終わる頃にはお手拭も汗だくだ。お手拭で汗を拭くのがマナー的に、見た目的に良いかはさておき。

カレーの旨さと満腹の余韻に浸りながら店内を見渡すと、そこにはオードリー・ヘップバーンの麗しき笑顔のポスター。なるほど、店名の鴻の言われはここか。こんなところにも神保町の奥深さが見え隠れ。って、駄洒落じゃないか。

なにはともあれ、3段階目のスパイシーさで新陳代謝150%アップ。これでカレー分のカロリー消費は間違いなし。

鴻(オオドリー) [神保町]
住所・地図:東京都千代田区神田神保町1-25
電話:03-5280-9211
営業時間:11:30~14:00 17:00~23:00
定休日:土曜日・日曜日

posted by おれんじまん at : 23:09

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